若水技研の技術

TECHNOLOGY

理想のウェブハンドリングを実現する加工技術

マイクログルーブロールをはじめとする若水技研の各種製品が目指すのは、理想のウェブハンドリングです。シートやフィルムを搬送する際に生じるシワや傷はロールの摩擦係数が減少することによる滑りが原因であることが多く、若水技研は自社で蓄積してきた超精密加工の技術により空気の巻き込みを排除し、必要な摩擦係数を確保することで安定的なウェブハンドリングを実現しています。
この製品づくりを支えているのが、正確な溝パターンを実現するための精密平面研削、精密加工、精密旋盤といった加工技術です。
従来は素材を押さえつけることによって滑りを抑制できていましたが、近年ではシートやフィルム素材が薄くなることにより、こうした対応では十分な結果が得られなくなっています。そこでロールを精密に加工することにより、安定したウェブハンドリングを実現しているのが若水技研の強みです。

超微細溝加工(ナノオーダー)

若水技研が手掛けるウェブハンドリングではフィルム、シートの素材がどんどん薄くなることでより高度かつ高精度な技術が求められています。そこで若水技研は次なる新たな技術領域である超微細加工、「ナノ」への挑戦をはじめています。
ナノ加工を可能にするための新社屋、工場を基礎工事から構築し、必要な設備を完備しました。こうした態勢を整えることにより、3Dディスプレーやバイオメカニクスといった分野で飛躍的な技術革新を目指しています。
学術の世界には、実際の加工技術が伴っていないために理論研究にとどまっている領域があります。若水技研はこうした研究を実際の形にすることで、これまでになかったもの、ここにしかないものを世に送り出していきたいと考えています。

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